声優オーディションを受けるとなったら、自己PRは外せません!
声優として配役のオーディションを受けるときならまだしも、今はまだ声優を目指している段階、事務所の所属オーディションを受けるなら、ほとんどの場合自己PRがあります。
声優として演技がずば抜けているならまだしも、まだ発展途上の実力を見てもらうとき、自己PRの要素は大きなものです。
この事故PRはどのように攻略すれば良いのでしょうか?
今回は声優オーディションにはずせない「自己PR」について解説します!
Contents
声優オーディションで自己PRをする目的は?
声優は実力があればなれる!と思っている人にとっては、「自己PRなんてなんのためにやるの?お芝居が上手ければいいんじゃないの?」と思うかも知れませんね。
プロの声優として仕事をしていくなら、たしかに実力は必要です。
ですがその前の事務所に所属するときに自己PRが必要になるのはどうしてでしょうか?
自己PRでその人の「個」が見られる!
課題などセリフが決まっているものに比べて、自己PRでは、その人の「個」が大きく出ます。
自由度が高いために、どのような表現をするのも、オーディションを受ける本人にゆだねられるからです。
どのような表現をするかで、その人がどのような感性を持っているのか?どのようなことができそうか?など、課題のセリフなどとは違った面が見えるのです!
つまり自己PRでは、課題とは違う自分の魅力を表現したり、課題を補強するように得意分野を表現したり、自分の強みを上手く見せられるようなものにするのがおすすめです!
声優オーディションの自己PRは何を見られているの?
声優オーディションの自己PRでは、なにを見られているんでしょうか?
事務所所属オーディションで行われる自己PRでは、所属声優となったときに、仕事を取ってきて稼いでくれるか?ということを見ます。
それはただ「実力がともなっているか?」ということではなく、声優オーディションでさまざまな部分を見ています。
- 将来性
声優事務所として、声優に所属してもらうということは、その声優に「所属声優」として仕事をこなしていってもらわなければいけません。
そのためにはたくさん声優として仕事をとってこなくてはいけません。
現在の、新人もしくは声優の卵の状態から、将来は声優としてたくさんの仕事を取れる声優となるか?しっかりと仕事をこなしていける声優になるか?そういった将来性をみられるのです。
- 感性
どのような感性を持っているか?というのも、声優にとっては大切なことです。
人間はいろいろな感性があるからこそ、一つのセリフからもさまざまな表現が生まれます。
声質も含めて、どのような感性でお芝居をするのか?などもみられるでしょう。
- 器用さ
質疑応答の時の器用さや、普段の様子と演技、自己PRなどを含めて器用さがあるかどうかも大切です。
この「器用さ」というのは、小手先の器用さということではありません。
どちらかというと「掴みの良さ」といっても良いかもしれません。
そういった細かいニュアンスが伝わるかどうか?対応はどうか?そういった器用さをみているといえます。
- 魅力
ここでいう魅力というのは、容姿の美しさのことではありません。
声優として魅力があるかどうか?というのはもちろん「一緒に仕事がしたい」と思えるような魅力があるかどうかも大切です。
やはり、一緒にいて暗くなるような人とは一緒に仕事したいとは思わないですよね。
声優として仕事をしていくには、人としての魅力が必要なんです。
- 表現の幅
「表現」については当然、課題などでもみられますが、自己PRからでもみられることがあります。
自己PRでみせる表示や雰囲気から、表現の幅をみられる可能性もあるのです。
このようにいろいろなものを見ていますから、自己PRで「何が正解」というものはありません。
自分をどのように見られたいかを考え自分の魅力を知ってもらえる自己PRにするのが良いでしょう
声優もひとつの「仕事」!オーディションのすべてで能力が見られます!
オーディションで見られているのは実力やタレント性だけではありません。
「声優」というのもひとつの仕事ですから、社会人としてちゃんと仕事をこなしていけるか?というものも当然見られます。
集合時間を守る、挨拶をする、体調管理など、これから仕事をしていくうえで、プロの声優として社会人として、責任ある行動がとれるかなどの、一般的なマナーも見られます。
声優の収録現場にはいろいろな人たちが関わっています。
共演する声優はもちろん、音響やプロデューサー、色々な人たちとコミュニケーションを取らなければいけません。
オーディション全体を通して、そういったことができる人柄かどうか?なども見られています。
声優も一つの仕事ですから大人として社会人として責任をもって仕事ができる一緒に仕事がしたいと思えるということは大切なのです。
声優オーディションの自己PRではどういうことをするのが良いの?
声優オーディションを受ける上で自己 pr が大切だということはお分かりいただけたでしょうか。
それでは実際の自己PRではどのようなことをするのが良いのでしょうか。
それぞれ個人の得意なことがありますから、「◯◯をやった方が良い」というようなことは言えませんが、どのようなことをすればいいのか参考になるものを考えてみたいと思います。
- 自分の特技を披露する
- 得意なことをアピールする
- 自己表現をする
このようなことをやるのが、おすすめです。
自分は演技力で勝負をしたい!ずば抜けた演技力が自分の武器だ!ということであれば、演技を披露するのが良いでしょう。
そのほかに、得意なことがあればそれをアピールするのが良いでしょう。
例えば、楽器をやっていた、歌が得意だ、写真が得意だ、といったことです。
自分にはそんな特技はない!と自信がない方は、自己表現をするのが良いです。
なにかわかりやすい特技がなくても、得意なこと、好きなこと、自分の特徴、魅力など、自分表現をして自分の魅力を伝えるのが良いでしょう。
声優というのは、自分の声はもちろん、自分が商品にならなくてはいけません。
自分の魅力を作る意味でも、自分の魅力を伝えられる自己PRを考えてみましょう!
声優オーディションの自己PRではどういうことをやらない方が良い?
声優オーディションの自己PRではどのようなことをみられるか?やた方が良いかについてはおわかりいただけたでしょうか。
逆に自己PRを作る上で、やらない方が良いことについても考えてみましょう。
中途半端な演技や特技
中途半端な実力の歌や演技を披露するのは、悪い印象があるということではありませんが、あまりおすすめできません。
歌や演技といった内容は自己PRでやる人が多いので、音大に通っていたなどずば抜けた実力がないとなかなか審査員の目にとまりません。
そのため、そういったありきたりな内容を中途半端な実力で行うのは、得策ではありません。
ほかにも、流行の芸人のネタのモノマネなども、かぶる可能性がありますので、おすすめできません。
もしかぶった時は、やはり完成度の高い方が記憶にも残りやすいですし、有利になってしまうでしょう。
それなら、モノマネなど「誰かもやっていそうなこと」を中途半端な技量で行わない方が良いです。
声優オーディションの自己PRはどうやって作れば良いの?
それでは具体的に、どのように自己PR作れば良いか?そのポイントについて考えてみましょう。
自己PRでは「中途半端なことはやらない方がよくて、自分を表現できるもの」がおすすめです。
特技があり、それをオーディション会場で見せられる人は行えば良いですし、それ以外にもオーディション会場で誰もやらなそうなこと、目を引きそうなことをやれば、審査員に覚えてもらえる可能性が上がります。
「オーディション会場で誰もやらなそうなこと」というのは当日までわかりませんから、自己PRを複数用意しておくというのも有効です。
自己表現ができるものとしては、自分のことについて審査員に話して伝えるのもおすすめです。
簡単に言えば、どうして声優になりたいのか?や声優になってどういうことがしたいのか?そのオーディションをなぜ受けているかなどです。
「自分の人生で特に審査員に伝えられるようなことなんてない」と思うかもしれませんが、そういった自分のことを魅力的に伝えることも技術ですし工夫です。
ぜひ、審査員がもっと話を聞きたくなるような、魅力的な内容を考えてみてください!
こうしたことに注意して自己PRを作成することで、オーディションに合格する可能性が上がると言えるでしょう。
演技力を磨いて、課題で実力を示すのも重要なことですが、自己PRもしっかりと対策することでもオーディションの合格に近づくことができますよ!
「声優なんだから、実力で勝負!」という考えは少し置いておいて、自己PRでしっかり「自分は声優として仕事をしていける」と魅力をつたることも大切ですよ!
声優オーディションの自己PRですべき事と合格のポイント!まとめ
声優事務所所属オーディションで、自己PRはほとんどの場合で行われますし、避けては通れないものでしょう。
これが声優になるための「入り口」になりますから、自己PRはおおいに考えてください。
「課題」で実力を示すことができても、みんなが同じことをやりますから、そこで個性を出すのは難しいでしょう。
「自分を選んでもらう」というなら、一番はやはり自己PRが表現するチャンスですから、万全になるように準備してください。
また、声優や声優の卵として活動をしていくと、どのような場でも自分を売り込むチャンスになりえます。
つまり、自分の魅力をしっかりとこのタイミングで自覚し、伸ばしてくことは、オーディション対策としてだけでなく、自分の声優生命を繋いでいくためにも重要だということです。