声優のオーディションで、一般公募のオーディションがあるのをご存知ですか?
声優のオーディションは、専門学校に通っている人や、養成所に通っている人など、経験者しか受けられないイメージがありますよね。
ですが、オーディションの中には一般公募しているものもあります。
一般公募なので、素人でもオーディションを受けることはできます。
では、素人が一般公募のオーディションに受かる可能性はあるのでしょうか?
Contents
一般公募のオーディションとは?

そもそも一般公募のオーディションとはどんなものなのでしょうか?
声優のオーディションは2つのタイプがあります。
1つは、事務所に所属するためのオーディションで、もう1つは、作品に出演するためのオーディションです。
事務所所属のオーディションは、有名なところだと「シグマセブン」や「81プロデュース」、「声優アワード新人発掘オーディション」などがあり、大規模に開催されています。
作品に出演するためのオーディションは、主にアニメやゲームのオーディションになります。
一般公募は、審査員側が良い新人がいるかをみている部分もあるため、専門学校や養成所に通っている人だけでなく、素人でも応募ができるようになっています。
ですが、あくまで一般公募は「事務所に所属していない人でも応募できる」という意味です。
そのため、専門学校生や養成所に通っている人も当然応募しています。
初心者歓迎というわけではありませんので注意しましょう。
素人がオーディションに合格できる?

一般公募をしているなら、養成所や専門学校に通っていなくてもチャンスはある!と期待しますよね。
実際、素人や未経験者がオーディションに合格する可能性はあるのでしょうか?
結論からお伝えすると、素人や未経験者が声優のオーディションに合格する可能性は極めて低いです。
審査員側は、良い新人を探しているとはいえ、即戦力になる人を求めていることが多いです。
なので、素人でも最低限の発声、活舌やキャラづくりができていないと合格することはありません。
周りはほとんど専門学校や養成所で経験を積んでいますからね。
専門学校や養成所で声優の技術を学んでいる人は当然、発声、活舌、キャラづくりはできるはずです。
そこに、何も経験がない素人が挑んでも、よほどの魅力がなければまず合格は難しいでしょう。
ごくまれに未経験でオーディションに受かる人がいますが、そういう人は周りに比べてとびぬけた才能がある人です。
簡単に声優の道が開けるわけではありません。
ですが、合格は無理でも中には提携している養成所に特待生としてレッスンに参加できるケースもあります。
なので、素人がオーディションを受けても無駄、というわけではありません。
オーディションで専門学校や養成所に通っている人達の演技も見ることができるので、勉強にもなります。
すぐに専門学校や養成所に通えないという人は、一般公募のオーディションでうまい人の演技を見て勉強することも、声優になるための1つの手段になります。
オーディションに合格すればもちろんうれしいですが、まずはオーディションで経験すること、場慣れすることを目的として参加するようにしましょう。
オーディションで自分が失敗することも考えられます。
ですが、失敗を恐れず、チャレンジ精神でオーディションに参加し、これからにつながる経験を積んでいきましょう。
素人にありがちなオーディション失敗例

素人でいきなり声優のオーディションに参加すると、失敗する人がほとんどです。
- 審査員のちょっとした仕草が気になって集中できない
- 雰囲気に馴染めず、もしくは緊張して微妙なテンションになってしまう
- 声優にあんまり役に立たない特技をアピールする
- 審査員が真面目に見てくれなくて惨めな気分になる
- 前の人の演技が上手く見えて、無意識に真似してしまう
オーディションを受けるのが初めての人だと、大体の人がこうなります。
声優になりたいとはいえ、慣れていない場に出るのは大変緊張しますよね。
緊張して演技ができなくなってもふしぎではありません。
何度もオーディションを受けて、場慣れしている人でも緊張はするものです。
そこで、いかに自分の実力を発揮できるかが大切なのです。
逆に言えば、初めてでも上手い下手関係なく堂々と演技ができれば、審査員の目につくかもしれませんね。
こんなオーディションには気を付けて!

最近では声優を目指す人がどんどん増えてきています。
それに比例して、詐欺も増えてきているので、オーディションを受けて、こんなことがあったら怪しいので、気を付けましょう。
- オーディションを受けるとほとんどが合格する
- 事務所と契約し、レッスンを受ければ「必ずプロになれる」と言われる
- プロフィール写真の撮影で高額な代金を請求される
- アニメ作品に参加するために、参加料を払わされる
- 自分が出演するドラマCDなどを大量に自分で買い取らせる契約をさせる
- 合格を受け、「時間がほしい」「相談する」と言うと脅してくる
さらにひどい場合は、契約するか、料金を払うまで帰らせてもらえなかったり、裁判で訴えると言われてしまい、無理やり契約させるか、料金を払わせようとすることもあります。
少しでも不安なことや、明らかに怪しいと思ったら両親や信頼できる人、消費者センター(消費生活センター)などで相談して、すぐに契約したり、料金を払うことがないようにしましょう。
養成所不要?一般公募オーディションで素人が声優になれる?まとめ

一般公募のオーディションで素人が声優になれるのかをご紹介しました。
やはり演技未経験の素人がオーディションに合格することは難しいことがわかりました。
それでも、声優になるためにチャレンジすることは大切です。
これから声優を目指すために、オーディションに参加して、自分の実力を知り、周りの実力を知ることも必要です。
声優になるために、オーディションは避けて通れない道です。
専門学校や養成所に通う前から、参加して場慣れしておくのもいいでしょう。
お財布の関係で、専門学校や養成所に通えない場合だってあります。
だからと言って夢をあきらめたくはないですよね。
声優を目指すために、今自分にできることから少しずつチャレンジしていきましょう!